週末、朝ご飯を食べてのんびりしていると、5才の娘が「ちょっとおじいちゃんのところ行ってくるー!」と言って、メモ帳1枚片手に家から飛び出していった。

先日誕生日だった近所の仲良しのおじいちゃん。娘に教えてあげると、じゃあお手紙書かなきゃ!とはりきっていた。

しばらくしてメモ帳を持ったまま帰ってきたので、おじいちゃん家におらんかったん?と聞いたら、お返事を書いてくれたみたい。

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あーなんだか朝からほっこり。

田舎の集落には上の娘と同じ年頃の子どもがほとんどいない。頼れる家族、親戚もいない中で、本当に近所のおじいちゃんおばあちゃんに可愛がってもらい、子どもができる前も後も沢山助けてもらっている。

ここで暮らし始めて8年、やっぱりみんな年を取ったなぁと時折ふと寂しさを感じることも増えた。お世話になったおじいちゃんおばあちゃんに恩返しをしたいという気持ちがずっと心の中にある。

秋に入院して手術をしたばかりのおじいちゃんに、今自分史の勉強をしていて仕事にしていきたいと思っているので、もっと体力が回復して落ち着いたらでいいのでお話聞かせてくださいね。とお願いをした。

「今はまだそんな気分になれないけど、落ち着いたら協力しますよ。年明けかな~~ありがとう!」と言ってくれて、この「ありがとう」が嬉しくて嬉しくて心に沁みた。

思い切ってお願いしたものの、病気を乗り越えたばかりの人に人生の集大成をイメージさせるような自分史を作る話をするのは、失礼だったのかもしれないと後から頭をよぎった。

年齢や置かれている状況によっても、「自分史」と聞いて受ける印象やイメージは人それぞれだと思う。

私が所属している自分史活用推進協議会は【自分史で日本を元気に】という理念を掲げている。

私も、老若男女関係なく、自分が辿ってきた道程から本当の自分を知り自分を表現することが、その人の元気を、生きる力を創っていくと思っている。

まだうまく言葉で説明できないけれど、自分史活用アドバイザーという肩書きに恥じぬよう、自分史の魅力を人に伝えられる、表現できる人になっていきたいと思う。