昨年、何かっていうと言ってたこのセリフ、
「友達ってなにかね?」

正月気分も抜けきらない3連休の初めの日の今日、有機無農薬でお米を作っている友人のお宅へお米を買いに行ってきた。友人と言ってももうじき定年退職を迎える母ほど年の離れた女性。

子ども達を連れて訪れると、彼女と年齢が近いであろう女性が遊びに来ていた。うちの子ども達を見ながら、孫がいたらこんな感じかねーと2人で目を細めている。

お2人はどんな関係ですか?と聞けば、子ども達が小学生の頃の保護者会で知り合って、子どもが独立した今も会って遊ぶ仲らしい。

あーいいなーー!と思わず嬉しくなってしまった。

昨年、「うまれる」という映画の自主上映会の運営スタッフに誘ってもらって、地元のママさんとの繋がりができた。

保育園の役員会で顔見知りになっていたお母さんともその上映会を通して仲が深まり、今では子どものことだけじゃなく仕事や生き方、自分自身のことも何でも話せる関係になっている。

大人になってから、こんな友人関係を築くことができるなんて思ってもみなかった。そもそも友達を作る、ということ自体が苦手だった。誰からも意外と言われるけれど・・・

友達ってなにかね?

2人で会える人?誘いたい人?誘ってくれる人?共通点の多い人?なんでも話せる人?自分のことを何でもわかってくれる人?いつでも会いたいと思う人?家族の次に大切な人?

私に本当の友達はいるんだろうか?友達ってなんだ・・・ずっと考えていた問いに自分なりの答えが降ってきた。

友達は、「対等な関係」のこと。

お互いに自分を大切にする上で築くことのできる関係のこと。だから年齢も立場も関係ない。相手次第ではなく自分次第の関係のこと。

そうか、だから友達ってなんなのかわからなかった。自分を大切にするということがわからなかったから。自分を大切にすると、その大切さが腹に落ちると、同じくらい相手のことを大切に思うことができる。勝手にできている。

すべては自分次第なんだなぁ。

そう気付くと、どれだけ友達に恵まれてきたか気付かされる。幼稚園からの幼なじみ、今でも連絡をくれる同級生、ブログを覗いてくれる人たち、出会ってくれたたくさんの人たち。

人を上に見たり下に見たり、ひねくれて相手の気持ちを素直に受け止められていなかった。あーアホだ。本当にアホだった。

どの人にもその人の人生がある。会いたいときに会えるとは限らない。でも大切に想う気持ちは伝えられるときに伝えたいと改めて思えた。

友達って本当にありがたい。ありがたいねぇ。

20年経って子ども達が独立しても、今大切に想う友達と変わらず笑い合っていたい。子どもが繋いでくれた縁と気付きに今日も感謝。